本カリキュラムでは、いくつか提出課題を用意しています。課題を提出すると、メンターがその内容を評価します。
ここでは、課題へ取り組むうえでの考え方やコツをご紹介します。
カリキュラムで用意している課題の目的は、それぞれ、以下の2つのどちらかです。
(1)ここまでの理解度を確かめる
(2)応用力を身につける
ほとんどの課題は、その課題のあるレッスンで学習した内容について、どれくらい理解できているか確かめることを目的としています。この目的の課題では、カリキュラムで説明していない内容が必要になることは、ありません。
とくに後半のレッスンの課題は、その課題のあるレッスンだけでなく、その前までのレッスンで学習した複数の知識や技術も活用しなければ合格できない課題となっています。課題によっては、プラスαの知識をGoogleなどで検索して調べながら取り組む必要があります。
実際に課題へ取り組むうえで最初にするべきことは、課題の説明文をよく読んで 「最終的にどのような完成品を作ればよいか」 をイメージすることです。最終的に作り上げたものを成果物と言います。
成果物は、画面に文章を表示するプログラムやWebアプリケーション、デザインされたWebページ、レポート形式のドキュメント等さまざまです。課題の説明で事細かに成果物の仕様を述べている場合もあれば、作り方は自由としている場合もあります。
いずれにせよ、完成形がわからなければ、取り組みようがありません。成果物(ゴール)をイメージすることが第一歩です。
成果物(ゴール)をイメージできたら、現状(スタート地点)と成果物を比較して 「何が不足しているか」 を考えます。この「不足している要素」を、課題へ取り組む中で作成すれば良いのです。スタートとゴールの差のことをギャップとも言います。
課題には、ひな形(途中まで作成しているもの)に追記して完成させる課題もあれば、ゼロからすべて自力で作成する課題もあります。どちらの場合でも、スタートとゴールのギャップを考えることで、取り組み方の方針が見えてきます。
あとは、ゴールに向かって成果物を作成していくだけです。
とはいえ、上から下へ一方通行で進めれば成果物が作れる課題もありますが、ある程度の規模の成果物を作る課題の場合、一方通行で一気に作れるものではありません。不足している要素(課題の中で作るべき要素)を複数の部分に分けて、少しずつ作成する方法をとると、取り組みやすくなります。
少しずつ作成する一例を下記に示します。
最後の部分が完成したら、すぐ提出する、というのはやめましょう。誤字脱字など、さまざまな要因によって、プログラムが正常に動作しなかったり、デザインが崩れたりするのは良くある話です。そのような状態のまま成果物を提出しても、再提出の判定となってしまいます。
提出する前に、当初想定していたゴールのイメージどおりになっているかをチェックしましょう。